東船橋の「和光鮨」はアットホームな雰囲気漂う名店だった

2月。奥さんの誕生日ということで今日は一つ寿司でも食べに行こうとなった。ちょっといいところで回ってない寿司にしよう。でも、都内の寿司屋はたくさんあってよくわからない・・・って流れで、住んでいる船橋市の店に絞って検索。最寄り駅の東船橋駅近くに良さげな寿司屋を発見したので、ものは試しで行ってみることにした。

東船橋の寿司屋「和光鮨」へ

白羽の矢が立ったのは「和光鮨」というお店。東船橋駅から5分ほど歩き、大きなマンション?の下の見えにくいところにお店を構えていた。

今回は事前に電話で予約をした。「大人2人、18時から」と伝え予約完了。ただ、その後15分くらいしたら店から電話がかかってきて「揚げ物はできないかも…食べたいものあったら今言ってください」とのこと。いや、メニューないからわからんが…「銀杏ってあります?」と一応確認。僕も奥さんも銀杏が好きなのだ。「銀杏は焼きだけだよ」と言われたので、「あ、じゃあ揚げ物は大丈夫です」と伝える。

普通に銀杏が出された

お店に到着。予約していたためすんなり座敷席に通される。カウンターではおじいさんが1人で刺し身と日本酒を楽しんでいた。いい雰囲気だ。

メニューを検討。和光鮨のメインは大きく「寿司」か「海鮮丼」に分けられるようだ。寿司は大皿に複数の寿司が配置されるタイプで、海鮮丼はお重に刺し身が盛られているタイプ。

悩んだ末にせっかくだからと、特上寿司を注文。たまには贅沢がしたい。

寿司を待つこと数分。「はい銀杏ねー」と焼銀杏が提供された。どうやらあの電話は注文したことになっていたらしい。まあいいけど。

銀杏はアツアツのホクホク。塩が効いていて美味しい。パクパク食べちゃうね。

特上寿司到着

銀杏でウォーミングアップも済んだところで、特上寿司が到着。飾らない大皿にきれいに並べられた寿司が美しい。豪華なお皿や木の板なんかに乗せられるのとは、ちょっと違った趣がある。

ネタはどれも分厚くて最高。ちょっと少ないかもな、と思いながら食べ始めたけど十分なボリュームだった。玉子もしっかりした甘じょっぱさで美味しい。玉子が美味しい寿司やが僕は好きだ。マグロもギュッとした旨さ。脂がもう甘かった。

個人的なMVPは写真の上の方にあるトロたく。たくわんのコリコリとした食感と、ネギトロのもったりとした食感のコンビネーションが最高だった。しかも6個もある。貧乏性だが、やはり数があると気兼ねなく食べられて幸せ。

お味噌汁もついてきた。寿司には味噌汁だね。

茶碗蒸しも追加で注文。具だくさんで嬉しい。

寿司を食べているあたりで、来店時にカウンターにいたおじいさんの仲間たちが到着。4人くらいのご老人たちが寿司や酒を楽しんでいた。その中の1人が「いや~おれはやっぱり穴子よりうなぎだね。穴子は外国人でうなぎが日本人って感じなんだよな~」と訳の分からないことをしゃべっていた。いや、ここの寿司はうなぎではなく穴子なんだが…大将の前でよく言えるな。

近所に美味しい店を見つけると嬉しい

和光鮨はアットホームで緊張感のない寿司屋だった。でも、味は確かでしっかりと満足することができた。一品料理も美味しそうなものがたくさんあったので、ランチとかでも訪れてみたい。

こういうちょっといい店が近所にあると非常に嬉しい。何かちょっとしたお祝いごとやいいことがあったときに「今日はあそこでも行くか」となる流れが好きだ。和光鮨はこの街に引っ越してきて最初の「そういう店」になってくれた。